会 期 |
平成19年9月22日(土)~10月28日(日)
午前9時40分~午後6時30分(入室は午後6時まで)
月曜日休館(但し、9月24日、10月1日、8日は開館、翌火曜日休館 |
会 場 |
愛媛県美術館分館 郷土美術館2階 |
主 催 |
愛媛県美術館 |
八木彩霞(1886(明治19)年~1969(昭和44)年)は松山市出身。本名は熊次郎。横浜で小学校教員として勤務するかたわら、ドイツ人画家リデルスタインに師事し、大正11年(1922)、旧松山藩主・久松定謨の依頼により、萬翠荘の壁画2面を制作。翌年、宮内省の依頼により明治天皇肖像画を奉納。大正時代末から昭和初期にかけてフランスへ留学し、ル・サロン入選。帰国後は愛媛県内の大山祇神社、大浜八幡の奉納画などを手がけた。洋画の堅実な写実技法を身につける一方で、軽妙な俳画等も残しており、「森永ミルクキャラメル」のパッケージデザインでも知られている。
本展では、ご遺族より当館へ寄託いただいた洋画、日本画および資料により、大正から昭和にかけてひたむきに書き続けた八木彩霞の、画業の一端を紹介する。
<展覧会の様子>
<出品作品一覧>
No. |
作品名 |
制作年 |
技法・素材 |
寸法(cm) |
1 |
裸婦 グランショミール |
1926 |
油彩・画布 |
78.0×57.0 |
2 |
ダゲール街のアトリエ |
1927 |
油彩・画布 |
89.5×71.5 |
3 |
薔薇 |
1927 |
油彩・画布 |
58.0×51.0 |
4 |
雪中の猛虎 |
1942 |
油彩・板 |
91.2×120.5 |
5 |
鯉の滝登り |
1942 |
油彩・画布 |
74.3×41.8 |
6 |
睡蓮 |
1950 |
油彩・画布 |
55.0×47.7 |
7 |
海老 |
1960 |
油彩・画布 |
42.8×50.3 |
8 |
瀬戸の船 |
1960 |
油彩・画布 |
46.8×38.1 |
9 |
石手川堤防 雪の朝 |
1963 |
油彩・画布 |
57.8×50.3 |
10 |
パリにて(八木彩霞、藤田嗣治、石黒敬七) |
1927撮影 |
写真 |
58.0×73.0 |
11 |
森永ミルクキャラメル図案他 |
1918~ |
写真他 |
83.0×58.7 |
12a |
明治天皇肖像(複写) |
原画1923 |
写真 |
58.4×41.0 |
12b |
明治天皇肖像(写真) |
|
写真 |
38.0×26.0 |
13 |
七月十七日史 |
|
墨・紙 |
112.0×30.6 |
14 |
左遷 山路越えて(西村清雄との合作) |
1916 |
紙本墨画淡彩 |
132.5×31.9 |
15 |
ダンス |
1928 |
紙本墨画淡彩 |
50.5×32.0 |
16 |
柿に雀 |
1938 |
紙本墨画淡彩 |
66.5×33.6 |
17 |
蚊遺り |
1938-41 |
紙本墨画淡彩 |
33.0×48.0 |
18 |
棕櫚 |
1939-44 |
紙本墨画淡彩 |
113.0×30.5 |
19 |
菊に雀 |
1941-55 |
紙本墨画淡彩 |
112.5×31.0 |
20 |
自在 |
1949-55 |
紙本墨画淡彩 |
122.5×31.0 |
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